
アーケオロジカル・スタイル【スタイル/ムーヴメント】
archeological style
考古学スタイル
アーチ【デザイン/モティーフ】
arch
[建築]迫持と訳される石を弧状に積み上げて上部を支える建築構造で、文字通りのアーチ型。様々な形状がある。
アーツ・アンド・クラフツ・リヴァイヴァル【スタイル/ムーヴメント】
Arts and Crafts Revival
イギリスの美術評論家ジョン・ラスキン(1819-1910)の弟子を任じるデザイナー、ウィリアム・モリス(1834-1896)が1861年頃から提唱した芸術運動。機械化による量産や分業を否定し、中世の職人ギルドのようにひとりの職人による完全な手作業の復活を理想とする。正式にはアーツ・アンド・クラフツ・リヴァイヴァル・ムーヴメントと言う。日本美術の発見に伴うアングロ・ジャパニーズの風潮も背景に加わり、フランスのアール・ヌーヴォーにも影響を与えたことから、そのイギリス的な局面という見方もある。ジュエリーではイギリスのC. R. アシュビー(1863-1942)のものが典型。
アーティスト・ジュエラー【専門職】
Artist-Jeweller
アール・ヌーヴォー以来のフランスのジュエリー界の二大潮流の一方で、特に1920年代に顕著となったビジュウティエ・アルティストbijoutier-artisteの英語訳。もう一方はビジョウティエ・ジョアイエbijoutier-joaillierで、これは地位の確立した著名なジュエリー・メゾンを指す。後者が伝統的な素材価値の高い宝石主体のジュエリーを製作したのに対し、前者は芸術価値を最優先に安価な素材も積極的に採用し革新的かつ急進的なクリエイションを行った。
アームレット【アイテム名】
armlet
ブレスレットに似た上腕用のオーナメント。
アール・デコ・スタイル 【スタイル/ムーヴメント】
Art Déco style[仏]
1925年のパリ万国博覧会の装飾美術を総括して、約半世紀後に命名されたスタイル。伝統的なヨーロッパから離れることがテーマであったことから、未来的でモダンなものから東洋的なエキゾティックなものまでが要素に取り込まれている。ジュエリーでは、平面的な構成と幾何学的なラインが特徴。色彩は当初ブラック・アンド・ホワイトが主流であったが、'20年代後期からトゥッティ・フルッティに代表される極彩色の立体的なデザインも見られるようになる。
アール・ヌーヴォー・スタイル 【スタイル/ムーヴメント】
Art Nouveau style[仏]
19世紀末から20世紀初頭にかけてベルギー、フランスを中心に発展し伝播した装飾のスタイル。流れるような曲線を特徴とし、日本の工芸美術の影響を色濃く反映した自然をテーマとする。ジュエリーでは動植物、時には人物像がアシメトリーな構成で立体的に表現され、エナメルが多用された。
アーン【デザイン/モティーフ】
urn
台付の壷、その輪郭を模したモティーフ。
アイヴィ(リーヴズ)【デザイン/モティーフ】
ivy (leaves)
ツタの葉
アイヴォリー【宝石素材】
ivory
象牙。精緻な彫刻が一分野を形成し、ミニアチュールのベースとしても使われる。
愛のトロフィー【デザイン/モティーフ】
trophy of love
ラヴァーズ・ノットで結合されたダブル・ハートがキューピッドの矢で射抜かれたモティーフ。
アヴェンチュリン・グラス【異素材】
aventurine glass
ヘマタイト(赤鉄鋼)などの金属や雲母などの鉱物の微細な結晶を多数内包したガラスで、それら異物からの内反射によるきらめき効果が見られる。
アウローラ【神話/キャラクター】
Aurora
[ローマ神話]曙の女神(オーロラ)、ギリシャ神話のエオスに当たる。
アカンサス【デザイン/モティーフ】
acanthus
[建築]ハアザミ、コリント式の柱頭装飾に見られる。
アクロスティック・ジュエリー【カテゴリー】
acrostic jewlllery
宝石を並べてセットし、その頭文字が言葉を綴り出すようにデザインされたジュエリー。ディアレスト、リガードなどがその代表例。
アゲート【宝石素材】
agate
縞模様のあるカルセドニーの変種で、ほぼ透明のものから不透明のものまである。層の色は含まれる不純物によって決定される。多孔質であることから、色を強調するために着色されることが多い。かつては、ドイツのイーダー・オーバーシュタイン近郊でグレーやレッド、ピンク、イエロー、ブラウン、ペイル・ブルーなどの天然の美しい色彩のものが採掘されていたが、今では採り尽くされてしまった。現在の主な産地は南アメリカだが、色は概してグレーで縞目がはっきりとしないため、様々な色に染色されている。染色の際、染料の吸収度が各層の多孔性の度合いや水分含有量によって異なるため、色に変化が生まれる。白い層は緻密なクォーツの集合体であるため、色をほとんどもしくはまったく吸収せず、白いまま残る。
ア・ジュール【細工/技法】
à jour[仏]
地金に孔開けや透かし細工を施すオープンワーク、あるいは宝石を固定する金属の台座に光が入るように、裏側にも孔などを開ける細工、オープン・マウントやオープン・セッティングなど。
アシュビー、チャールズ・ロバート【ジュエラー/メゾン】
Ashbee, Charles Robert
イギリスのジュエリー・デザイナーで、アーツ・アンド・クラフツ・ムーヴメントの興隆を担った重要な人物の一人(1863-1942)。建築家にしてゴールドスミスであったが、1880年代にジュエリーに関心を抱きアーツアンド・クラフツ・ムーヴメントのリーダーとなる。1888年、ロンドンにスクールとギルド・オブ・ハンディクラフトを設立。スクールは1895年に閉鎖する一方、1898年に商標登録したギルドは1902年にグロスターシャーのチッピング・カムデンに移転し1908年まで存続した。彼がデザインしたジュエリーはギルドによって製作されたが、ターコイズやムーンストーン、オパールといったあまり高価ではない半透明の宝石やブリスター・パールを用いたシルバー製のもので、モティーフは花とクジャクを多用したものであった。彼の影響はイギリスのアール・ヌーヴォーであるアーツ・アンド・クラフツ・スタイルの、特にリバティ社のジュエリーに、さらにウィーン工房に対して重要な役割を果たした。ベンヴェヌート・チェリーニの心酔者で『金銀細工概論』を翻訳した。
アタイア【アイテム名】
attire
「鹿の枝角」の意味だが、1600年頃流行したワイヤーのフレームに真珠をレース状パターンに通した光輪型のオーナメントの名称。
アニマル・ジュエリー【デザイン/モティーフ】
animal jewellery
動物をテーマにしたジュエリー。最も古くは、シュメールの雄牛や山羊を象ったペンダントが知られている。
アニュラー・ブローチ【デザイン/モティーフ】
annular brooch
ケルトやスコティッシュ・ジュエリーに見られる円環状のデザインのブローチ。
アニュラス【デザイン/モティーフ】
annulus
環状のフォルム全般の形容詞。
アバロン・パール【宝石素材】
abalone pearl
アワビから採取される極彩色のパール。
アビエ【細工/技法】
habillé[仏]
アビエは「服を着せる」の過去分詞。「カメオ・アビエ」cameo habilléとして使われる(カメオはフランス語で正しくはカメcameée)。カメオの一種で、彫った像に衣装やジュエリーを装飾したもの。
鐙型【デザイン/モティーフ】
stirrup shape
スターラップ・シェイプ
アポロ【神話/キャラクター】
Apollo
[ローマ神話]凛々しく美しい青年の神(ギリシャ神話のアポロンApollon)。主神ジュピターの息子で、詩歌と音楽、予言、医術などを司る。後にギリシャ神話の太陽神ヘリオスHeliosと同一視された。
アマルガム【貴金属素材】
amalgam
水銀と他の金属の合金。金を溶解した液状の金合金は、初期の金メッキに用いられた技法。
網目細工【細工/技法】
reticulation
レティキュレーション
アミュレット【カテゴリー】
amulet
お守りとしてのオーナメントで、護符や魔除けとしての特殊な超自然的能力が具わると信じられた宝石などを用いたジュエリーを言う。
アメシスト【宝石素材】
amethyst
天然に産するクォーツ(石英)の単結晶のうち、紫色のものを言う。
ア・ラ・ジャネット【デザイン/モティーフ】
à la jeannette[仏]
紐などに通して首に着けられるように小さい鎖を付けたクロス(クロワ・ア・ラ・ジャネット croix à la jeannette)、または鎖そのもの。
アリアンス【カテゴリー】
alliannce[仏]
結婚指輪、アノー・ダリアンス anneau d'alliannceのこと。
アルジェリアン・ノット【デザイン/モティーフ】
Algerian knot
伝統的なアルジェリアの紐結び。
アルベール、ジルベール【ジュエラー/メゾン】
Albert, Gilbert
スイスのジュエラー、ジルベール・アルベール(1903生)は、宝石を装飾したウォッチ・ケースのデザイナーとして1954年から時計ブランドのパテック・フィリップの、後にはオメガのチーフ・デザイナーを務める。1962年に自らのアトリエをジュネーヴにオープンし、1965年には最初の現代のジュエラーとしてロンドンのゴールドスミス・ホールで個展を開催。スイスの先導的なジュエリー・デザイナー&メーカーとしての地位を確立する。彼は抽象的なデザインのゴールド・ジュエリーを専門とし、1964年よりは、全体的な効果を高めるためにメテオライトの欠片を始めとする素材価値の低い素材をデザインに組み込んだクリエイションを展開した。目の粗いネットの形状のネックレスなどがその典型である。
アレス【神話/キャラクター】
Ares
[ギリシャ神話]戦の神。ローマ神話のマルスに相当。
アロー・ヘッド【デザイン/モティーフ】
arrowhead
矢先型、矢じり状のモティーフ。
アン・エスクラヴァージュ【デザイン/モティーフ】
en esclavage[仏]
「(奴隷のように)数珠繋ぎになった」の意味。 「エスクラヴァージュ」はネックレスの名称で、「アン」は様態を表す前置詞。一般的に3本の長さの違うチェーンをオーヴァルかレクタンギュラーのメダイヨンによって3箇所で連結し、フェストゥーン状にしたタイプのもの。18世紀後半から北フランスを中心に広まり、結婚に際して夫から妻に贈られた。
アンカー【デザイン/モティーフ】
anchor
錨
アン・カボション【カット/シェイプ】
en cabochon[仏]
カボションは頭の丸い飾り釘のことで、そのように宝石がドーム状にカット研磨されていること。
アンクレット【アイテム名】
anklet
ブレスレットに似た、足首用のオーナメント。古代エジプトの昔から存在するアイテム。
アンシーニュ【アイテム名】
insigne[仏]
階級や職務などを象徴する記章すなわちバッヂ。ラテン語でインシニア。
アン・ジランドル【デザイン/モティーフ】
en girandole[仏]
ジランドル・デザインになったもの。
アン・スュイット【カテゴリー】
en suite[仏]
スュイットは連続していることの意味で、アン・スュイットで連作あるいは組物になった、すなわちセットとして作られたものを指す。
アンセーニュ【アイテム名】
enseigne[仏]
英語では、中世の巡礼のものから発展した16世紀の貴族男性用のハット・バッヂを指す。本来のフランス語は軍旗から発して(中世の)貴婦人が馬上槍試合に臨む騎士に与えた装飾的な記章を意味したが、音の似たアンシーニュ(ラテン語のインシニア:階級や職務などを象徴する記章すなわちバッヂ)が混同したまま英語になったと思われる。
アン・ソトワール【デザイン/モティーフ】
en sautoir[仏]
ソトワールは腰まで届くロング・チェーン、そのようにして着用すること。
アンソレナ【ジュエラー/メゾン】
Ansorena
1850年にセレスティーノ・ディ・アンソレナ・イ・アレハンドレ(1818-1896)によってマドリッドに創立されたスペインのジュエラー。セレスティーノは、イタリア人ジュエラー、ピッツァーラの許で修行していた時代の1850年頃、スペイン女王イザベル2世が法皇ピウス9世に献上した法皇冠の製作で才能を見せる。自立後には宮廷への出入りを許され、1860年に正式に宮廷ジュエラーのタイトルを賜った。1878年の国王アルフォンソ12世とマリー・メルセデス・ドルレアンの結婚式では、ダイヤモンドとパールのティアラ製作の栄に浴す。セレスティーノの死後は娘のコンスウェロとその夫が後を継ぎ、その息子のラミノ・ガルシアは1906年のアルフォンソ13世のプリンセス・ヴィットリア・エウヘニアとの結婚式に際して、国王から花嫁へのギフトのジュエリーを製作した。現在はセレスティーノの最後の子孫の一人娘の夫であるマトの一族が加わってマト・ガルシア・アンソレナと改名し、マドリッドで主要なジュエラーとして営業を続けている。
アン・トランブラン【細工/技法】
en tremblant[仏]
トランブランは振動するという意味で、アン・トランブランでそういう仕掛けを施したものを指す。
アントルラ・ド・リュバン【デザイン/モティーフ】
entrelac-de-rubans[仏]
絡み合ったリボン、それを表わしたモティーフ。
アンバー【宝石素材】
amber
コハク(琥珀)。6000万年ほど昔に水没した松柏科の植物の樹脂が化石化したもの。半透明か不透明の非結晶質で、カラー・レンジは淡いイエローからブラックに近いブラウンまでと広い。軽量かつ脆く、暖かい感触に静電気を帯びやすい性質を持つ。
アン・パンピーユ【デザイン/モティーフ】
en pampille[仏]
小さな房飾り状にあしらったデザインのもの。
アンピール・スタイル【スタイル/ムーヴメント】
Empire style[仏]
アンピ−ルとはナポレオンによるフランス帝国のことで、その時代に趨勢となった美術様式(エンパイア・スタイル)を指す。
アンフォーラ【デザイン/モティーフ】
amphorae
古代ギリシャ・ローマで使われた、底の尖った両手付きの壷または甕。
アンフォロス【個人名】
Amphoros
サインが残る古代ギリシャの宝石彫刻師。
アン・ブリオレット【カット/シェイプ】
en briolettte[仏]
言わばローズ・カットの立体版で、全面に3角形のファセットが施され全体の形状が滴型をしたカット。
アン・レズィーユ【細工/技法】
en résille[仏]
フランス語でレズィーユはヘアネットのこと、アンは状態を示す前置詞。ヘアネット状のもの、あるいはそのように細工すること。
アン・ロンド・ボス【細工/技法】
en ronde bosse[仏]
彫刻で丸彫りの状態になったもの。


イースター・エッグ【アイテム名】
Easter Egg
正教の復活祭で使われる贈り物の彩色卵。ファベルジェの創作による様々な意匠と仕掛けを組み込んだエッグが有名。
イヴニング・パ−ス【アイテム名】
evening purse
ジュエリー素材などを使って作られた夜会用のハンドバッグ。
イヴニング・バッグ【アイテム名】
evening bag
イヴニング・パースと同義。
錨【デザイン/モティーフ】
anchor
海底に食い込んで船を固定する機具で、そのモティーフは希望の象徴。
イシス【神話/キャラクター】
Isis
[エジプト神話]豊穣と受胎の女神、オシリス(死と復活を司る冥界の神)の妹で妻、ホルスの母。古代エジプトで最も広く信仰された。
イスラー、ルイジ【宝石彫刻師】
Isler, Luigi
ローマ出身ながら18世紀後期から19世紀初期にかけてロンドンに在住したイタリア人宝石彫刻師。彼が製作したカメオには、レイヤード・アゲートによるパルシーの肖像やメデューサの頭像を伴うペルセウス、5層のレイヤード・アゲートを利用したライオンの毛皮をまとったオムパレー、コーネリアン・カラーのレイヤード・アゲートによるクロエなどがある。
イミテーション・ジュエリー【カテゴリー】
imitation jewellery
メッキした金属やペーストなどのイミテーション素材で作られる点はコスチューム・ジュエリーと似ているが、後者はクチュリエが自ら創造するモードとのコーディネイトの観点から構想されるのに対し、イミテーション・ジュエリーはモードとの関連はなく安価な素材によるファイン・ジュエリーの代用品と言える
イヤ・オブ・コーン【デザイン/モティーフ】
ear of corn
麦の穂
イヤクリップ【アイテム名】
earclips
挟んで留めるタイプのイヤリング。
イヤスタッド【アイテム名】
earstuds
小さめの装飾エレメントに垂直のピンが付いた鋲の形のピアス・イヤリング。
イヤペンダント【アイテム名】
earpendant
耳たぶに着ける上部飾りからペンダントを提げたイヤリング。
イヤリング【アイテム名】
earring
耳専用のオーナメント全般。
イリュズィオン・セッティング【細工/技法】
illusion setting[仏]
イリュズィオンは「錯覚」の意。1865年頃、パリのオスカル・マサンが開発したセッティングで、高度な技術により宝石と宝石の突き合わせが境なくぴったりとセットされ、地金の枠がないかのように錯覚させることからのネーミング。正式なフランス語はモンテュール・イリュズィオン。
イレクトラム【貴金属素材】
electrum
琥珀金。自然に産する金と銀の合金。
色石【宝石素材】
coloured stone
色のある宝石全般を指す用語。
インヴィジヴル・マウント【細工/技法】
invisible mount(setting)
インヴィジヴル・セッティングと同義。
インヴィジブリー・セット【石留めの名称】
invisibly set
フランス語では "serti mysterieux"(セルティ・ミステリユー)、すなわちミステリー・セットで、小さくカットした宝石のガードルより下部に彫った溝にワイヤーを通して、固定する方法。モザイクのように色石で面を構成し、地金の部分が一切見えないことからこの名称がある。1934年にヴァン・クリーフ&アーペルによって特許が取得された。
インヴィジブル・セッティング【細工/技法】
invisible setting
インヴィジブリー・セットを行う目的で細工加工した地金台座。
イングレイヴィング【細工/技法】
engraving
金属あるいはハードストーンの表面を彫り込んで(削り取って)モティーフやパターンを装飾する技法。カーヴィングCarvingもほぼ同義だが、立体彫刻にはスカルプチュアリングSculpturingの語が当てられる。
インシニア【アイテム名】
insigna[羅]
アンシーニュ
インセクト・ジュエリー【カテゴリー】
insect jewellery
昆虫をテーマにしたジュエリー。
インターチェンジャブル【細工/技法】
interchangeable
エレメントが着脱式になっており、他のアイテムに転用できる仕組みになっているもの。
インタリオ【宝石彫刻】
Intaglio
宝石面を立体的に彫り下げ(陰刻)、雌型として仕上げたもので、原型はメソポタミアのシリンダー・シールと古く、封蝋などに押すと蝋が雄型として成型される。素材には半透明の石が使われることが多く、裏側がコンヴェックスと呼ぶドーム状に盛り上がった仕上げになっている。
インペリアル・ジェイド【宝石素材】
imperial jade
最高品質の翡翠とそれを使った細工物。
インペリアル・ロシアン・ティアラ【デザイン/モティーフ】
Imperial Russian tiaras
ヘイロウ型
インレイ【細工/技法】
inlay
象嵌


ヴァイキング・ジュエリー【カテゴリー】
Viking jewellery
中世のヴァイキング(北欧のノルマン人)によって着用されたジュエリー。複雑な縄目模様のモティーフを特徴とする。
ヴァニティ・ケース【アイテム名】
vanity case
ジュエリーの素材と技法を応用して作られた、女性が夜会用として携行する化粧品などの小物入れ。アール・デコの時代の象徴的なアイテムのひとつ。
ヴァン・クリーフ・アンド・アーペル【ジュエラー/メゾン】
Van Cleef & Arpels
1906年にジュリアンとルイ、シャルルのアーペル兄弟と彼らの義理の兄弟に当たるアルフレッド・ヴァン・クリーフの4人によって創立された、20世紀のパリを代表するジュエラー。創立者たちは全員がジュエラーとダイヤモンド・ディーラーの一族の出身で、オリジナリティあふれるデザインと高品質の宝石によって、たちまちのうちに世界中の裕福な顧客たちを魅了した。特に1925年のパリ装飾美術博覧会ではバラの花のブローチがグランプリに輝き、ヴァン・クリーフ・アンド・アーペルの名前はアール・デコ・スタイル・ジュエリーの代名詞ともなる。また1930年には第1号のミノディエールが創造され、その新しいネーミングを帯びたヴァニティ・ケースは同社のトレード・マークとなった。1933年には現在も同社の独壇場であるミステリー・セッティングの開発に成功。その他にもカデナ・ウォッチやルド・エキサゴン・ブレスレットなど技術とデザインが融合したジュエリーを次々と打ち出した。戦後もウィンザー公爵夫人を始め国際的な著名人を顧客に抱え、ジップ・ネックレスなどの歴史的クリエイションを送り出す。パリのプラス・ヴァンドーム22番地に本店を構え、ロンドン、ニューヨークを始めファッショナブルな高級リゾートに支店を展開。100年を経た現在も、世界の主要都市に展開するパリの代表的なインターナショナル・ジュエラーである。
ヴィーナス【神話キャラクター】
Venus
[ローマ神話]春・開花・花園の女神、クピドー(キューピッド)の母親ウェヌス。後にギリシア神話の性愛の女神アフロディテ Aphroditeと同一視された。
ヴィエズ、ジュール【ジュエラー/メゾン】
Wièse, Jules
ドイツ人のジュール・ヴィエズ(1818-90)は、ベルリンのプロシア王室御用達の著名なジュエラーの許で徒弟期間を終えるとパリに赴き、ゴールドスミス&ジュエラーのJ. V.モレルの許で働いて名を成す。1839年からはF. D.フロマン=ムーリスの工房に入り、やがて工房長となって師と長期間にわたる緊密な関係を築く。1844年にヴィエズが設立した工房は、フロマン=ムーリスからの仕事を専門とするものであった。フロマン=ムーリスはヴィエズの功に報いて、1849年の産業博覧会と1851年の国際博覧会で彼を共同製作者として遇し、1855年のフロマン=ムーリスの死後も息子のエミールが当主となる1859年まで両社のコラボレーションは継続した。ヴィエズは1855年の万国博覧会で2つの一等賞メダル受賞で声望を高め、1862年のロンドン万国博覧会での名誉賞メダル受賞で名声を確立した後、1880年に息子のルイ(1852-1923)に家督を譲って引退した。ジュエリーだけでなくハードストーンによる立体彫刻を始めとするオブジェ・ダールも数多く手がけたヴィエズの作風は、実製作を請け負っていたフロマン=ムーリスの影響を強く感じさせるもので、中世の建築装飾のモティーフやルネサンスからインスピレーションを得たものであったが、ナポレオン3世が購入しルーヴルで公開したカンパナ・コレクションに接した1860年代には、ローマのカステラーニおよびピエレに倣ったアーケオロジカル・スタイルにもレパートリーを広げた。
ヴィクトリアン【時代呼称】
Victorian
イギリス史の時代区分。1837年の即位から1901年の崩御までのヴィクトリア女王の治世を言う。世界で最初に産業革命を成し遂げ、植民地帝国として君臨した大英帝国の最盛期。
ヴィクトリー【神話/キャラクター】
Victory
[ローマ神話]勝利の女神、ギリシャ神話のニケNikeに相当。
ウィッシュ・ボーン【デザイン/モティーフ】
wishbone
Y字型をした鳥の胸骨。グッドラック・チャームのひとつ。
ヴィネグレット【アイテム名】
vinaigrette[仏]
本来の意味は「フレンチ・ドレッシング」だが、英語に入って酢(ヴィネガー)や香料をしみ込ませた海綿などを入れる携帯用の気付け薬の容器を指すようになったもの。通常はジュエリーの一部としてリングやブレスレット、シャトレーヌにチェーンで提げられた。フランス語ではカソレットcassoletteと言う。
ウィルソン、ヘンリー【ジュエラー/メゾン】
Wilson, Henry
イギリスの建築家にして彫刻家、メタルワーカー、さらにジュエラーでもあったヘンリー・ウィルソン(1864-1934)は、アーツ・アンド・クラフツ・ムーヴメントのリーダーの一人であった。ジュエリーに対する彼のデザインは非常に独創的なもので、自分の技術について彼は著書『シルバーワークとジュエリー』の中で論じている。ルプセワークを駆使しプリカジュールで装飾した彼のジュエリーの多くは、自然からのアール・ヌーヴォーのモティーフを強調したものだが、彼は同じく宗教的なデザインや中世的な寓意や象徴主義的なデザインでも知られている。彼の成功は、アーツ・アンド・クラフツのリーダーにもかかわらずそのルールを打ち破ってプロの職人に製作を任せた点にある。
ウィンストン、ハリー【ジュエラー/メゾン】
Winston, Harry
個人として最大のダイヤモンド・ディーラーにしてコレクターであったハリー・ウィンストン(1896-1978)は、数々のフェイマス・ダイヤモンドを取り扱ったり所有したことで特に知られる。彼がニューヨークに創立したハリー・ウィンストン社は、ダイヤモンドのカッター兼ホールセラー、リテイラーであると同時に、ダイヤモンドやエメラルド、ルビー、サファイアをセットした重要なジュエリーのデザインおよび製作会社である。創業以来のフィフス・アヴェニュー718番地を本店に、現在は世界の主要都市にも支店を展開するアメリカを代表するインターナショナル・ジュエラーである。
ヴェヴェール【ジュエラー/メゾン】
Vever, Maison
1821年、ピエール・ポール・ヴェヴェール(1794-1853)によってメスに創立された宝石店。1848年から加わった長男のジャン・ジャック・エルネスト(1823-1884)は、1861年のメス国際博覧会に出展して注目される。彼のジュエリーは歴史主義のムーヴメントに沿ったもので、同時代の数多くのジュエラーの間でも知られる存在であった。1871年、普仏戦争に敗れフランスがアルザス=ロレーヌを失うと一族はパリに移る。パリで家業を再興するに際してエルネストが行ったのは、ナポレオン3世の主要な宮廷ジュエラーの1人であったギュスターヴ・ボーグランの暖簾を買い取ることであった。彼は1875年に貴金属およびジュエリー製造業雇用者組合の会長に指名され、1881年に家業から引退するまでそのポストを維持した。2人の息子のうちポール(1851-1915)は理工科学校に進む一方、アンリ(1854-1942)は他の工房で徒弟修業を積み独立したジュエラーを目指すが、並行してプロのデッサン画家についてデッサンを学ぶとともに装飾美術学校の夜間コースを受講する。兄弟はともに1874年に家業に加わるが、ポールは経営全般をアンリは製作とデザインを担当した。1878年のパリ万国博覧会ではエルネストが審査員を務めたためコンクールの対象からは除外されたが、ヴェヴェールのウィンドーは大いに注目された。エルネストは1881年にすべてを息子たちに譲って引退するが、彼らは数年のうちにメゾンをパリで最も優れたジュエラーのひとつに押し上げる。この声望は1889年の万国博覧会において、業界への貢献に対して贈られる2つのグランプリのひとつを受賞したことで示された。もうひとつはブシュロンが受賞した。アンリ・ヴェヴェールはメゾンのジュエリーを歴史主義的なスタイルからアール・ヌーヴォーへと路線を変えるが、これは1895年頃からサロンに出展を始めたルネ・ラリックのジュエリーに影響を受けた結果である。そして彼自身はラリックに次ぐ同ムーヴメントの最も重要な主導者となるが、様々な技法のエナメルやアイヴォリー彫刻の女性像を特徴とするそのジュエリーは、大手のメゾンとしてダイヤモンドを始めとする貴石を多用した点で他のアーティスト・ジュエラーたちとは一線を画すものであった。アンリはまた、19世紀フランスのジュエリー史に関する大作を著したことでも有名だが、1921年にはメゾンをポールの息子2人に譲って引退する。その後のメゾンはあまりぱっとせず、1982年に活動を停止した。
ウェッブ、デイヴィッド【ジュエラー/メゾン】
Webb, David
ノース・カロライナ生まれのデイヴィッド・ウェッブ(1925-1975)は、16歳でニューヨークに出てジュエリーのデザインと製作を学んだ。実作の基礎については叔父の一人が運営する工房で修行し、1946年に20歳でパートナーのニナ・シルバーシュタインとともにマンハッタンの49thストリートにデイヴィッド・ウェッブ社のブティックをオープン、1950年代の初頭にはより高級な57thストリートに移転した。彼のジュエリーは同じく、バーグドルフ・グッドマンおよびボンウィット・テラーでも販売され、顧客のひとりであったジャクリーン・ケネディはウェッブのジュエリーを着用したのみに留まらず、公的な贈答品としても購入した。そのインスピレーションの源泉は古代とエキゾティックな文化で、ギリシャやローマ、エトルリヤに加えてインドと中国、アステカやマヤもお気に入りであった。また貝殻を使ったシェル・イヤリングは、ウィンザー公爵夫人がコレクションとしてお買い上げになった。有名なアニマル・ジュエリーはカルティエの著名なスティリスト、ジャンヌ・トゥーサンに負うところ大だが、これによって彼は独自のスタイルを確立した。1960年代にはアール・デコの精神に基づいたロック・クリスタルやコーラルのリングやイヤリングをデザインし、安価な宝石素材やエキゾティックなウッドなどの再導入と色彩効果という1970年代の典型となるジュエリーを最初に試みたジュエラーとなった。1975年にウェッブは49歳の若さで逝去するが、メゾンはシルバーシュタイン夫人のディレクションの下に彼が遺した無数のモデルの製作が続けられた。
ヴェルドゥーラ【ジュエラー/メゾン】
Verdura
ヴェルドゥーラ公爵(1898-1978)ことフルコ・サントステファーノ・デラ・チェルダが生地のパレルモを離れ、画家を志してパリに出たのは1926年のこと。たちまちファション界の大御所ココ・シャネルに才能を認められ、まずは彼女のためにテキスタイル・デザインを手がけ、さらにアクセサリーをデザインし、最終的にはジュエリー部門のチーフ・デザイナーにまで上り詰めた。1937年、戦火を避けてニューヨークに渡った彼は、ハリウッド女優御用達のジュエラー、ポール・フレイトにデザインを提供するが、わずか2年で独立しフィフス・アヴェニュー712番地に自前のサロンをオープン。1947年にはパリにもサロンを開いた彼のジュエリーは、プラチナが最高の貴金属として君臨した時代の中で、ゴールドに貴石や半貴石をマウントした大胆なデザインで異彩を放った。その盛名はガルボやディトリッヒ、ウィンザー公爵夫人らが顧客に名を連ねるほどの絶大さ。1930年代のパリとニューヨークの爛熟した文化を呼吸した彼のジュエリーは、贅沢と粋を知り尽くした上に生粋の美的センスが加味されたものであった。1973年にフィフス・アヴェニューの店を現在のオーナーに売却するが、膨大なデザイン画もそっくり譲渡され、それに基づいて現在もリプロダクションが続けられている。
ヴォイト、カール・フリードリッヒ【ジュエラー/メゾン】
Voigt, Karl Friedrich
ベルリン出身のドイツ人彫刻家兼メダル製作家、宝石彫刻師(1800-1874)。ゴールドスミスとして修行を開始、次いで彫刻を学んだ後1820年から1825年までメダル製作局の仕事を行った。翌年ロンドンに赴きピストルッチの下で働く。1年後にパリへ、さらにローマへと移住し特に宝石彫刻に専念するようになる。ジロメッティの教えに大いに恩恵を受け、またトルワルドセンの影響を受けた。1829年にミュンへンに赴き、ルドヴィッヒ1世によって王立造幣局の主任彫刻師および筆頭メダル製作家に任命される。1859年にはローマに居を構えたが、帰国途上の1874年、トリエステで没した。
ヴォリュート【デザイン/モティーフ】
volute
[建築]渦型装飾、イオニア式の柱頭(capitalキャピタル)装飾が典型。
ヴォルフェール【ジュエラー/メゾン】
Wolfers
ベルギーの主要な宝石店にしてベルギーの宮廷ジュエラー。1841年にウィーンからブリュッセルにやってきたギヨーム・ヴォルフェールを祖とする。息子のルイは1850年に工房を設立し、ゴールドおよびシルバー・ジュエリーのデザインと製作を行った。その息子のフィリップ(1858-1929)とマックス(1859-1953)、ロベール(1867-1959)はともに家業に携わり、1890年に宝石店をスタートさせる。フィリップは1873年頃から日本の陶磁器や漆器に関心を抱き、1890年からは自らの工房を持って当時のベルギー領コンゴから輸入したアイヴォリーを用いた製品を手がけ、アール・ヌーヴォー・スタイル主導的人物となった。1905年以降、彼の関心は彫刻とシルバーウェアへと向かい、1910年にはジュエリーの製作を止めてしまうが、次の世代が家業のジュエリー・ビジネスを受け継ぎ、現在もヴォルフェール一族によって運営されている。
打ち出し【細工/技法】
beating
薄い金属板の表裏をハンマーなどで叩いて行う打ち出し成形技法。
ウッド【異素材】
wood
ジュエリー素材として使われる熱帯産の硬質な木材などが代表。
ウルシ(漆)【異素材】
lacquer
漆はテーマや技法上ジャポニスムの影響を受けたジュエリー、特にアール・デコ期のジュエリーに見られる。漆器をジャパンと言うのと同様に、ジャパニーズ(またはチャイニーズ)ラッカーとも言う。


エイグレット【アイテム名】
aigrette
シラサギ、特にその冠羽を指すフランス語(エグレット)からの派生で、環状のヘッドドレスとともに着用する羽根飾り。実際に様々な鳥の羽根が使用されたが、ジュエリーで羽根を模したものおよび両者のミックスで使用された。羽根以外の装飾部分を垂直方向に高くしたものも含む。第3共和制宣言(1871)以降のフランスでティアラに代えて着用された。
エイト・カット【カット/シェイプ】
eight cut
ダイヤモンドのテーブル回りのファセットが8面のシングル・カット。
エキスパンディング・ブレスレット【デザイン/モティーフ】
expanding bracelet
エキスパンディング・リンキングを用いたブレスレット。
エキスパンディング・リンキング【細工/技法】
expanding linking
チェーンに伸縮性があるように特殊なメカニズムを組み込んだ、リンクの連結方法。
エギュイエット【パーツ&エレメント】
aiguillette[仏]
元々はルイ14時代まで用いられた両端に金具の付いた飾り紐だが、そのような形で用いるパーツやエレメントを言う。
エグリット【アイテム名】
aglet
リボンや紐の先端に付ける飾り金具。
エクレクティシズム【スタイル/ムーヴメント】
eclecticism
フランス語のエクレクティスム折衷主義
エクレクティスム【スタイル/ムーヴメント】
eclectisme[仏]
折衷主義
エジプシャン・リヴァイヴァル【スタイル/ムーヴメント】
Egyptian Revival
19世紀中期の復古主義/歴史主義の流れの一つ。スカラベなど古代エジプトゆかりのモティーフをデザイン要素として用いたジュエリー。
エスカリエ・ブレスレット【デザイン/モティーフ】
escalier bracelet[仏]
エスカリエとは階段で、これをデザイン化したブレスレット。
エスクラヴァージュ・ネックレス【デザイン/モティーフ】
esclavage mecklace
アン・エスクラヴァージュ
エタニティ・リング【カテゴリー】
eternity ring
リング全体を取り巻くように同じサイズのダイヤモンドを1列にセットしたデザイン。
エドナ・メイ・ペンダント【デザイン/モティーフ】
Edna May Pendant
アメリカの女優に因んだ名称。細身のチェーン・ネックレットの上の小さめの石から1個のシンプルなコレット・セットの石かクラスターを細身のシンプルなリンクで提げたもの、ラヴァリエールのヴァリエーション。
エトルスカン・スタイル【スタイル/ムーヴメント】
Etoruscan style
様々なアイテムや意匠、さらにグラニュレーションといった技法など、古代エトルリアのジュエリーに特徴的なスタイル。
エドワーディアン【時代呼称】
Edwardian
イギリス史の時代区分でエドワード7世(1901-1910)の治世を言う。
エドワーディアン・ジュエリー【カテゴリー】
Edwardian Jewellery
イギリスのエドワード7世(1901-1910)の時代、ジュエリーの世界ではベル・エポックの後期、世紀末から第一次大戦までの時代のもの全般を指す。特定のスタイルの名称ではないが、イギリスでは他の芸術も含めてこの時代のものを「エドワーディアン」と言う。
エナメル【細工/技法】
enamel
金属や陶磁器の下地に焼成して固着させた天然のガラス質で、金属酸化物を添加して色付したり、透明や半透明、不透明にするなど様々な装飾技法として用いられる。フランス語ではエマイユ、日本では七宝と呼ばれる。
エパングル・ド・ヌリス【アイテム名】
épingle de nourrice[仏]
安全ピンのこと。
エポレット【アイテム名】
épaulette[仏]
軍服に典型的な肩飾り。
エマイユ【細工/技法】
émail[仏]
エナメル
エメラルド・カット【カット/シェイプ】
emerald cut
エメラルドでおなじみの代表的なステップ・カット。
エメリー【宝石素材】
emery
古代から研磨剤として用いられた天然のコランダムの粉末で、ギリシャのナクソス島やキクラデス諸島が産地として知られる。
エリプス【デザイン/モティーフ】
ellipse
[建築]正楕円(2定点からの距離の和が一定な点の軌跡)もしくは卵型(円錐を底面と交差しない斜めの面で切った時にできる面の形)。
エレメント【パーツ&エレメント】
element
デザイン全体の中でひとつのまとまりを持った装飾的な部分、要素。
エンジェル【神話/キャラクター】
angel
天使
エンジェルズ・スキン【宝石素材】
angel's skin
コーラル(珊瑚)の品質を表す詩的な用語で、高品質のピンクの光沢のものを言う。
エンジン・ターン【細工/技法】
engine turn
ギヨシェと同義。19世紀以降、電力を用いる機械彫りが盛んになって付けられた名称。
エンパイア・ジュエルズ【カテゴリー】
Empire jewels
ナポレオンによる第一帝政時代のジュエリー。
エンパイア・スタイル 【スタイル/ムーヴメント】
Empire style
19世紀初頭から1820年頃。ナポレオンが権力の座に上り1815年に流刑にされたやや後までフランスで展開された新古典主義の最終局面。より厳格に古典を踏襲し、古代ローマの栄光を復活させるべく軍事的なモティーフを加える。エジプト遠征に伴ってファラオ時代のエジプトのモティーフも特徴。ジュエリーではティアラの復活や大型のパリュールの登場、カメオやインタリオの復活が挙げられる。
エンパイア・マウント【カテゴリー】
Empire mount
ティアラなどに典型的なアンピール・スタイルの地金台座


オーヴァル【デザイン/モティーフ】
oval
[建築]あらゆる楕円、エリプスより広義ですべての変形した円を含む。
オーク(リーヴズ)【デザイン/モティーフ】
oak (leaves)
オークの葉。そのリースであるシヴィック・クラウンは、ローマで市民の命を救った兵士に与えられた。市民の栄冠。
オーナメント【カテゴリー】
ornament
装身具全般を指す用語。
オープン・コレット【細工/技法】
open collet
石留めのコレットの底(裏側)を孔開けしたもの。
オープン・サークル【デザイン/モティーフ】
open circle
中空の円、環。
オープン・セッティング【細工/技法】
open setting
オープン・セットを行うために細工加工した地金台座。
オープン・セット【石留めの名称】
open set
裏側を孔開けした地金に宝石を固定する方法、これにより宝石のパヴィリオン側(下半分、裏側)からも光が入る。
オープン・マウント【細工/技法】
open mount
オープン・セッティングと同義。
オープンワーク【細工/技法】
openwork
糸鋸や錐など様々な道具と方法で金属面に孔開けや切り取りで施す透かし細工。古代ローマでオプス・インテルラシレと呼ばれた技法で、新しくはガーランド・スタイルやエドワーディアンのプラチナ製のジュエリーに多く見られる。
オール・ドゥブレ【細工/技法】
or doublé[仏]
英語のロールド・ゴールドと同義。
オールド・マイン(ブリリアント)カット【カット/シェイプ】
Old mine (brilliant) cut
ダイヤモンドのブリリアント・カットの初期の形態で、ガードルのアウトラインがほぼ四角またはクッション・シェイプのものの名称。
オールド・ヨーロピアン・カット【カット/シェイプ】
Old European cut
最も初期のガードルがラウンドで58面のブリリアント・カット・ダイヤモンドの名称。非常に狭いテーブル面と厚みのあるクラウンが特徴で、パヴィリオンも深い。
オー・レリーフ【細工/技法】
haut relief[仏]
ハイ・レリーフ
オクタゴン【デザイン/モティーフ】
octagon
八角形のこと。
オクトフォイル【デザイン/モティーフ】
octofoil
8枚花びらまたは葉の図柄、紋章の名称。
オコック、ルイ【ジュエラー/メゾン】
Aucoc, Louis
1862年と1867年のパリ万国博覧会で大いなる名声を獲得した父親のメゾンを1877年に引き継いだルイ・オコック(1850-1932)は、1878年までの2年間ルネ・ラリックを徒弟として雇用した。そして彼がロンドン留学から戻り独立して仕事を始めると、デザイン画を購入するなどして支援したことからアール・ヌーヴォー・ジュエリーの基礎を作った一人と見なすことができる。1900年のパリ万国博覧会では、ルネ・ラリックが主導的役割を果たし、アール・ヌーヴォー・ジュエリーは頂点を迎えた。同じく世紀末に向けてアール・ヌーヴォー・スタイルを採用したオコックは、自然主義的な葉と花や鳥、特に鶏をモティーフに用い、熟練した彫金とエナメル技法で表現するが、シンプルなシェイプと比較的シンメトリーなデザインを特徴とした。1878年以降、数々の博覧会に出展して賞を獲得。1895年から1907年までは、自らのビジネスと並行して宝石貴金属製造業雇用者組合の会長を務める。
オジーヴ【デザイン/モティーフ】
ogive
[建築]対角線(交差)リヴまたは尖頂迫持と訳されるが、教会建築のアーチ型天井を支える交差ヴォールトの交差線に沿って掛けられた補強アーチのことで、数学では向き合う形の等しい2つの円弧とその底辺をなす線分が作る図形を言う。
オスタータッグ【ジュエラー/メゾン】
Ostertag
スイス出身のアルノルド・オスタータッグによって1920年に創立されたフランスのジュエリー・メゾン。まずプラス・ヴァンドームに次いでカンヌ、トゥケ、ニューヨークへと展開した。彼はフランスと同じくアメリカで評価されるが、そのジュエリーのクォリティは同時代のフランスのグランド・メゾン、ブシュロンやカルティエ、ショーメ、モーブッサン、ヴァン・クリーフ&アーペルに比肩するものであった。彼のジュエリーはインドの影響を受けたものだが、長期にわたるそこでの滞在が背景となっている。ブローチ・ウォッチやバングル・ウォッチ、さらには "トゥッティ・フルッティ" スタイル、アール・デコ・スタイルによって強く印象付けられたリボン・ブローチや畝飾りを施したエメラルドとダイヤモンドで実現したドミ・パリュールも彼に負っている。彼は1929年にミュゼ・ガレリアで開催されたジュエラー&ゴールドスミス展に出炭した。彼の足跡は出版物、特に『ヴォーグ』誌によって1938年まで辿ることができるが、第二次大戦後その扉は閉ざされた。
オニキス【宝石素材】
onyx
マイクロクリスタリン・クォーツの変種で、本来はブラックまたはダーク・ブラウンの基盤層にホワイトの上層が載ったものを言うが、現在はすべて染色による単色のブラックのものに対して適用される。ブラックないしダーク・ブルーの基盤層にホワイトの上層が載ったものは、ニコロと呼ばれる。層の重なりは水平状。
オブジェダール【カテゴリー】
Object d’art[仏]
貴金属や宝石といったジュエリーと同じような素材を使って製作されたアイテム、特に置物などの装飾品一般を指す。
オプス・インテルラシレ【細工/技法】
opus interrasile[羅]
古代ローマで行われたオープンワークの一種で、リングやブレスレットに多く見られる。鏨で細かい空隙を穿った繊細なデザインで、起原はエトルリア。
オブロング【デザイン/モティーフ】
oblong
[建築]角の丸い長方形、陸上競技のトラックの形。
オベリスク【デザイン/モティーフ】
obelisk
[建築]古代エジプトなどの記念碑。頂上がピラミッド型の方形の一本石の柱。
オリーヴ(の枝)【デザイン/モティーフ】
olive (branch)
平和の象徴。ノアが放った鳩がくわえて来たことから。ギリシャ神話では守護女神アテナがアテネの街に贈った樹とされる。
オルモル家具【デザイン/モティーフ】
ormolu furniture
18世紀後期から19世紀の金彩で装飾した家具。