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ロシアンクラウンジュエル ダイヤモンドとパールのスプレーブローチ

作品名 ロシアンクラウンジュエル ダイヤモンドとパールのスプレーブローチ
制作年 1740年頃
制作国 ロシア
制作者 未詳
素材 パール、ダイヤモンド、シルバー、ゴールド

作品説明

18世紀中葉のペアになったロシア製のパールとダイヤモンド、シルバーにマウントされたスプレイ(ブローチ)は、それぞれに伴う2本のスクロールしたダイヤモンドの茎が枝分かれして、ローズ・カットとクッション・シェイプのオールド・ブリリアント・カット・ダイヤモンドの蕾を付けており、また3本目の茎は上に伸びて卵型をしたパールを支えている。

プロヴナンス

ロシアのクラウン・ジュエル、フェルスマン著『ロシアの財宝 ダイヤモンドと貴石』(1925年刊)プレートXCIIIを参照のこと。

解説

エリザベート皇后(1709-1762)およびその後継者で“ザ・グレイト”として知られるエカテリーナ2世女帝によって着用されたような、ロマノフ・スタイルを象徴するこれらのスプレイは、18世紀のいかなるジュエリーよりも最高のプロヴナンス(由緒来歴)を具えている。皇后と女帝は、彼女らのドレスの豪華な生地にそれらをピン留めして輝きのポイントをあしらったものである。

  1764年から、壮麗なジュエリーはロシア宮廷の伝統の全体にとって欠くことのできない要素であることを悟って、エカテリーナ女帝は冬の宮殿内の寝室をブリリアント・ルームに改変し、ガラスの陳列棚を並べてこのペアのダイヤモンドとパールのスプレイを含む彼女のジュエリーを収納した。この時代の非常に多くのジュエリーが19世紀において作り直されたために、オリジナルのコンディションでのこのクォリティのジュエリーを発見するのは極めて稀なことである。

ダイアナ・スカリスブリック