作品名 | ダイヤモンドリング |
制作年 | 18世紀頃 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | ゴールド、ダイヤモンド、シルバー |
18世紀のソリテアリングは、スクエアボックス・ベゼルにクッションシェイプ・オールド・ブリリアントカットダイヤモンドがセットされている。イエローゴールドのフープは二つに分岐したショルダーへと続き、そのスペースが1枚の葉によって埋められている。
ブラジルにおける鉱山の発見により、さらにはブリリアントカットの発明の結果として、かつてなく多くのダイヤモンドジュエリーが18世紀には創造されたが、それはパリのジュエラーJ.H.プジェが『貴石論』(1762年)において「われわれは今やダイヤモンドの世紀の中にいる」と公言した如くであった。
このような見栄えの良いソリテアは、男性と女性双方にステータスシンボルとして着用されたものであり、レースでトリミングされた袖から覗く手元に輝き立って大いなる効果を発揮していたに違いない。