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ヘレニズムの金のフィビュラ

作品名 ヘレニズムの金のフィビュラ
制作年 紀元前3世紀頃
制作国 マケドニア(推定)
制作者 未詳
素材 ゴールド

作品説明

ゴールドのフィビュラのアーチしたボウ(弓形)は3個のバイコニカル(算盤珠の形)のビーズが随所に飾られ、一方の端はライオンの頭像で飾った長方形のキャッチ・プレート(受け板)で終っており、もう一方はハンガー(吊り手)の上の2個の小球の間にペガサスの頭像が飾られ、そのハンガーにピンが差し込めるようになっている。

解説

女性の服にペアで取り付けて着用されたこのデザインのフィビュラは、北ギリシャにおいて長い歴史を持っており、同時代のペアになったマケドニア由来のものはD. ウィリアムズとJ. オグデン共著『グリーク・ゴールド:古典世界のジュエリー』(1994年大英博物館刊)78ページ、no. 33に掲載されている。このライオンと神話の馬のペガサスのモティーフは、男性用と同様に女性用のジュエリーにも見られる。

ダイアナ スカリスブリック