用語集

ガイヤール、リュシアン【ジュエラー/メゾン】

Gaillard, Lucien

パリのジュエラー&エナメル細工師のリュシアン・ガイヤール(1861生)は、祖父の代からの家業を1892年に継承した。初期の仕事はシルバースミスとしてのものであったが、1900年頃から友人のルネ・ラリックの影響を受けてアール・ヌーヴォー・スタイルのジュエリーを製作するようになる。彼のジュエリーは、素材にアイヴォリーや動物の角を用いたことや、プリカジュールを含めたエナメル技法を駆使したり、日本の技術を取り入れたりしたことなどが特徴とし挙げられる。