作品名 | ビザンティンのエメラルドリング |
制作年 | 5世紀 – 6世紀 |
制作国 | 未詳 |
制作者 | 未詳 |
素材 | エメラルド、ゴールド |
ゴールド・リングのオープンワークによるフープは螺旋状のワイヤーワーク(針金細工)で満たされ、その先のビーディングを施したショルダーが支えるオーヴァルのベゼルには、くぼんだ縁飾りの中にエメラルドがセットされている。
ローマ時代後期の“オプス・インテルラシレ”のジュエリーをオリジナルとするこのオープンワーク装飾は、ビザンティウムのジュエラーたちにより東ローマ帝国において採用されたものである。もう一つのビザンティン趣味の典型は、明るい色彩の宝石への好みであり、皇帝一族のモザイクによる肖像に見られる通りである。