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キリスト勲位の聖心のバッジ

作品名 キリスト勲位の聖心のバッジ
制作年 1780年頃
制作国 ポルトガル
制作者 未詳
素材 ゴールド、ダイヤモンド、シルバー、ルビー

作品説明

シルバーとゴールドのセッティングにマウントされたルビーのハートは、ダイヤモンドの涙を流しており、エメラルドで形作られた茨の冠がこれを取り巻いてルビーの炎とダイヤモンドのクロスが配されている。

解説

このバッジはポルトガルのキリスト勲位を想起させるものだが、その権威はポルトガル女王マリア1世(1734-1816)に捧げられたものである。1777年に即位したのち、彼女はキリスト勲位を聖心会の保護下においたが、その信仰の紀元は17世紀後期のフランス人修道女の聖マルグリット・マリー・アラコックに負うものであり、18世紀の歴代法王によって認可されてきた。それを象徴するハートは愛によって赤く燃え、人間に対するキリストの憐憫を示す涙をこぼしており、冠されたクロスはその上でキリストが死んだものであり、取り巻かれた茨の冠はキリストの頭に被されたものである。ローマカトリック信者にとってこのハートは、キリストが十字架に架けられ死するまでの間にいかに彼の信者たちを愛したかということを伝えるシンボルである。

ダイアナ スカリスブリック