作品名 | ダイヤモンド・クロス |
制作年 | 1760年頃 |
制作国 | イギリス (推) |
制作者 | 未詳 |
素材 | ダイヤモンド、シルバー、ゴールド |
ゴールドとシルバー、ローズ・カット・ダイヤモンドのラテン・クロスは、大きめの石が腕木の両端と軸木の先端に配されている。提げ環付。
18世紀の女性にとってヴェルヴェット・リボンかネックレスに提げたダイヤモンド・クロスは、キリスト教徒の信仰のシンボルでもありファッショナブルなジュエリーでもあった。ここにあるのは、おそらく所有者が、より初期の17世紀のジュエリーからローズ・カット・ダイヤモンドを取り除いてこのシンプルなデザインにセットし直したものだが、その効果はこれらの石の美しさに負っており、夜会のロウソクの光にやわらかく輝きを放ったであろう。