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18世紀 陶器製 マスクリング

作品名

18世紀 陶器製 マスクリング

制作年 18世紀頃
制作国 イギリス
制作者 未詳
素材 磁器、ルビー、ダイヤモンド、ゴールド

作品説明

18世紀の宝石と磁器をセットしたリングは、テーパーしたイエロー・ゴールドのフープが磁器による女性の顔の形をしたオーヴァルのベゼルを支えている。上半分はブラック・ヴェルヴェットのマスクで覆われており、両眼にはローズ・カット・ダイヤモンドがセットされ、口にはルビーあしらわれ顎には黒いつけぼくろがあしらわれており、この上半分がローズ・カット・ダイヤモンドの縁飾りで囲まれており、顔の下方の部分はルビーで枠取られている。

解説

18世紀の社交界の主要な娯楽のひとつであったマスカレイド(仮面舞踏会)は、目立つマスクで変装した男性および女性たちに社交界におけるランクやエチケットの束縛に妨げられることなく、快楽を求めて自由に交わることを許した。このようなマスクを着けた顔は、1735年にニコラス・スプリモントによって創立されたイギリスのチェルシー・ポースリン・ファクトリーによって製作されたものだが、ここにあるようにリングとしてだけでなくイヤリングやブレスレット・クラスプとしても着用された。黒いつけぼくろは愛のゲームの一部であり、そしてこの実例の顎の上のものは求婚者にメッセージを合図するためにそこに置かれたものである。

ダイアナ・スカリスブリック