用語集

クージ【ジュエラー/メゾン】

Cusi

イタリアのゴールドスミス&ジュエラー、アンニーバレ・クージ(1863-1930)が1886年にミラノに創立したジュエリー・メゾン。1906年、シンプロン・トンネルの完成を記念して開催されたミラノ万国博覧会において、クージはグランプリを獲得して国際的名声を獲得する。トレンドであった "リバティ・スタイル" 以上に彼が好んだそのガーランド・スタイルのネックレス "メアリー・スチュアート" は、自らの発明による非常に軽量な合金 "プラティウラニウム" (プラチナ、ゴールド、シルバー、アルミニウム)を使った連結タイプで、およそ15,000のダイヤモンドをセットした目覚しいものであった。その後メゾンは、ブルガリやセッテパッスィといったより知られたイタリアのメゾンと関係の深いパリやブリュッセル、アントワープ、アムステルダムといったヨーロッパのトレンド・セッターの都市の流行の後を追う。イタリアの第一次大戦参戦の前日に息子のリナルド(1895-1979)が加わり、メゾンはトリノ公爵の御用達となり、1920年にはアオステ公爵、さらにイタリア王室の御用達となった。メゾンは大恐慌も乗り越えたが、作風は徐々にパリのグランド・メゾンに倣ったものへと変貌した。現在は、社名を「オルナマンティ・ディ・リナルド・クージ」と変え、一族の第4世代が経営している。