作品名 | グリークゴールド チェーンとクレセント |
制作年 | 紀元前1世紀 |
制作国 | ギリシャ |
制作者 | 未詳 |
素材 | カボションガーネット、ゴールド |
ループ・チェーンの中の8個のループ状のゴールドの像は、ヴォリュートに挟まれたクラスプへと続いている。そこから吊り下がる1個のクレッセントは、表面がスパイラルと花びらのパターンで装飾されており、さらに4個のカボション・ガーネットで美しくされているが、大きな1個がセンターに小さめの3個が吊り環の下と両端に配され、すべてドッグ・トゥース(犬の歯)コレットに収められている。ローマ時代のギリシャ製、紀元前1世紀。
このチェーンは非常に強く実用的なものだが、そのデザインは古典世界において最もポピュラーなものの1つである。このようなチェーンは末永く使用されたのは、そこからペンダントを提げるためで、それらの護符としてのペンダントは男性や女性、子供たち、さらに家畜を邪悪な眼や様々な有害な影響から守ると信じられていた。クレッセントは特別にパワーがあると信じられていたことから、昼夜を問わず所有者の首から提げられたであろう。