用語集

シャンルヴェ・エナメル【細工/技法】

champlevé enamel[仏]

金属の下地(胎)を彫り下げるなどして作った窪みを様々な素材で埋め、彫り下げていない下地の部分と埋める素材によって装飾パターンを描く技法で、エナメルの場合はフランス語でエマイユ・シャンルヴェと言い、下地と同じ高さになるまで何度か焼成と研磨を繰り返す。透明から不透明まで様々なエナメルが使われるが色ごとに薄い隔壁で区切るため、それがそのままデザイン・パターンになる。ケルト人のエナメル工芸品にも古くから使われている。生地彫り七宝。